地域からの復興情報
受けた優しさ 恩に報いる街づくりを決意(岩手県陸前高田市)[平成27年3月16日]
市内の高台に建設されているコミュニティホールで3月、国連防災世界会議関連事業のシンポジウムが行われました。この会場の名は「シンガポールホール」。建設にあたって同国から多大な寄付を受けたことにちなんでいます。
議論のテーマは「ノーマライゼーションという言葉のいらないまちづくり」。障害の有無や年齢、性別等に関わらず、復興にあたってすべての人が安心して暮らせる街にしていこうというものです。官や民、被災の当事者を含め、熱いスピーチが交わされました。
大災害で自らも弱者となった陸前高田だからこそ掲げる大きな目標。世界中から受けた優しさを、世界中の手本となる街になることで恩返ししていこうという取り組みです。


